以下の手順で PDF ファイルに出力した時に png 画像を埋め込むことができる。
- dvipdfm パッケージを使用して tex ファイルを作成する
- ebb コマンドで png ファイルから bb ファイルを作成する
- platex コマンドで tex ファイルから dvi ファイルを作成する
- dvipdfm コマンドで dvi ファイルから pdf ファイルを作成する
具体例は次のようになる。
- dfipdfm パッケージを本文前に記載した tex ファイルを作成する。画像を貼り付ける場所にはpngファイルを指定している
\documentclass[a4paper,9pt]{jsarticle}
\usepackage[dvipdfm]{graphicx,color}
\begin{document}
\section{png 画像貼り付け}
ここに png 画像を貼り付けたい。\\
\begin{figure}[htbp]
\begin{center}
\includegraphics[width=5cm,clip]{cat.png}
\end{center}
\caption{テスト図}
\end{figure}
\end{document}
- ebb コマンドの引数に埋め込みたい png ファイルを指定して、bb ファイルを作成する
>ebb cat.png
ebb コマンドは指定の画像ファイルから BoundingBox 情報 (bb ファイル)を作成するもの。BoundingBox 情報とは画像の縦横幅と原点を指定したものである
上記コマンドを実行して生成された cat.bb ファイル
%%Title: ./cat.png
%%Creator: extractbb Version 0.2
%%BoundingBox: 0 0 175 180
%%CreationDate: Tue Jul 21 10:44:00 2009
- platex コマンドで dvi ファイルを作成する。
> platex png_image.tex
これで、png_image.dvi ファイルが作成される。DVIファイルを見ても画像位置は確保されているが、画像は埋め込まれていない。BoundingBox情報があるので、画像を配 置すべき領域は確保することができる。
- dvipdfm コマンドで PDF ファイルを作成する。
> dvipdfm png_image.dvi
png_image.dvi -> png_image.pdf
[1(c:/home/tex/test/cat.png)]
138768 bytes written
これで指定した cat.png ファイルが埋め込まれる。作成された PDF ファイルを見ると指定した画像が埋め込まれている。
手順はっきり書いて,すばらしいです!少しだけの問題で,私の場合はLaTeX Error: File `cat.xbb' not found.というエラー出てきて,結局extractbb コマンドを使って,問題なく動きました.http://fugenji.org/thomas/diary/?no=r480
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